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2009年01月05日
農業経営について

農家は一企業です。

 しかしながら現在、農業を企業として捉え積極的な活動が出来ている方はそれ程多くありません。一つには昔ながらの世襲制に問題があると思われます。
 企業経営者は、バランス感覚と多才な能力を大なり小なり持ち合わせ、多くの社員の中か競争を勝ち抜き選りすぐられた者がなっております。

 ところが農家の場合、ほとんどの場合、長男が経営のトップとなっております。
長男が一般企業経営者に近いものを持ち合わせていれば問題は無いのでしょうが、思う様な成果を出していないのが現状です。これはまさに今の農業の現状を表してはないでしょうか。
 農業経営は、大企業ほど仕事が再分化されていませんが、規模は小さくても仕組みとしての仕事内容は、大企業とほとんど変わりません。小規模農業の場合、一人の者が大企業と同等の仕組みを操る必要があり、農業で成果を出すには、経営者が持つ最低限の能力、すなわち、全体を見る事の出来る広い視野とセンス、先を見て進む行動力、又、誰にも負けない強い思い等と非常に高い能力を要求されると考えます。
 この様な現状の中、息子がそれなりの経営能力を持ち合わせていれば良いのですが、長男だからといって家を継がせたのでは、能力以上のことを行う事となり思った成果は出せないのではないでしょうか。
 例えれば、能力がある高校生が、飛び級により大学に入れれば、その思いを遂げようと一層努力し、通常以上の能力を発揮します。反面、本人にその思いとその秘めた能力がないのにいきなり大学に飛び級させても、その人は能力を出し切る事はないでしょう。

 こんな事から農業に直ぐにはいる事になる場合自分自身を見つめる時間を作る。又、可能性を見つけ出すという意味からも、極力、学校を出てすぐ家で農業を始めるのでなく、世の中の主流である商工業社会に一時的に関わり状況を肌で感じ、自分自身が何をしたいのか、今の仕事において、これからの仕事において自分の判断能力、行動力をもって実績を上げることが出来ているのか等、時間を掛け考えて見る必要があると思います。
 何となく好きだからで始めて、成功するのであれば、どの人も成功してしまいます。

 成功には運も有ると人はよく言いますが私は信じておりません。何より大切なことは、良い方向に向かせるのだとする自分の強い思いからくる行動と判断力から生まれると信じております。中でも、何より努力を惜しまない者が、初めて競争力を持った経営者と成り得ることでしょう。

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